【結論】
・AWSでは、インフラの可用性を高める為、データセンターを「リージョン(Region)」「アベイラビリティーゾーン(Availability Zone、AZ)」という階層で分けている
・リージョンとは、世界各地に点在するデータセンターを、東京や北カルフォルニアの様な地域毎の括ったもの
・アベイラビリティーゾーンとは、リージョンをさらに細かく分割した1つまたは複数のデータセンターのまとまり
【目次】
【本題】
AWSの障害対策
AWSでは、全世界に安定してサービスを供給する為に、世界各地に複数のデータセンターを設けています。
それらは「リージョン(Region)」「アベイラビリティーゾーン(Availability Zone、AZ)」という様にグループ分けされています。
これにより障害に強いシステムを構成することが可能になっています。
なお、2019年9月時点では、22のリージョンが69のアベイラビリティーゾーンで運用されており、さらに 3 つのリージョン (ケープタウン、ジャカルタ、ミラノ) と 9 つのアベイラビリティーゾーンが追加される予定です。
リージョンについて
「リージョン(Region)」とは、世界各地に点在するデータセンターを、東京や北カルフォルニアの様な地域毎の括ったものです。
リージョンは完全に分離されており、それぞれが独自にサービスを提供することで、他のリージョンの障害による影響を受けない設計になっています。
例えば、アメリカで大きな災害によってシステムの障害が発生したとしても、東京では影響を受けません。
これにより、高い耐障害性と安全性を実現しています。
基本的にはサービスを提供する地域に近いリージョンを選択した方が、早いレスポンスが期待できます。
2019年9月時点では、日本には、東京と大阪にリージョンが存在します。
大阪リージョンは、単体で利用することは出来ず、他リージョンで稼働するシステムのバックアップ的な用途がメインになります。
アベイラビリティーゾーンについて
「アベイラビリティーゾーン(Availability Zone、AZ)」とは、リージョンをさらに細かく分割した1つまたは複数のデータセンターのまとまりを表します。
2019年9月時点では、東京では4つのAZが運用されています。
単一のデータセンターで構成されていると勘違いしそうですが、複数のデータセンターで構成されている場合もあります。
インフラを構築する際、AZを複数選択することで、それぞれのAZ間でデータのリアルタイムな同期を行うことが出来ます。
これにより、片方のAZでデータセンターが落ちたとしても、もう片方AZでサービスを提供し続けることが可能となっています。
しかし、マルチAZ構成でも単一AZの障害による影響を受けるケースも存在します。
AWS大障害、冗長構成でも障害あったと公式に認める | 日経 xTECH(クロステック)
参考情報
リージョンとアベイラビリティーゾーン - Amazon Elastic Compute Cloud
AWSのリージョンとアベイラビリティーゾーンとは? ~ AWSのバックボーンネットワークに関するDeepな話(1) (1/3):CodeZine(コードジン)
AWSのAZ(アベイラビリティーゾーン)とは?AZ障害が起きたときどうすればよいのか
AWSのデータセンターの中身を、設計総責任者が話した (1/2):「ここまで話していいの?」 - @IT
《今日の学習進捗(3年以内に10000時間に向けて)》
熊本へ旅行中につき、本日は学習進捗なし
学習開始からの期間 :267日
今日までの合計時間:2514h
一日あたりの平均学習時間:9.5h
今日までに到達すべき目標時間:2438h
目標との解離:76h
「10,000時間」まで、
残り・・・「7486時間!」